インターネットや、不動産情報誌、新聞の折り込みチラシ、SNS等、情報収集手段は多数あります。
ですが、このすべてに目を通すことは不可能ですし、有益が情報があるとも限りません。
はじめはご希望のエリアや間取り・仕様・価格など、物件の大まかな傾向を掴むだけで良いので、何件か物件をチェックしてみましょう。
また、目的にあった媒体を知って、関係の無い情報に振り回されることなく効率の良い情報収集をしましょう。
土地探しで大切なことは、優先順位をつける事です。
失敗したくないと思う気持ちが強すぎると、よりよい環境を求めて条件が厳しくなって土地選びが難航してしまいます。
まずは条件に優先順位をつけ、「ここは譲れない」と「ここは妥協できる」ポイントを整理しておきましょう。
土地探しのポイントをチェック
予算を含めるとと全てが希望の条件に合った土地はほぼありません。優先順位の高い条件にマッチした土地があるなら、優先順位が低い条件は妥協する心構えが必要です。
優先順位をつけることで、希望に近い土地を見逃さずに済むからです。
マイホーム取得には資金計画をしっかりとしておくことが必要です。思わぬところで予定外の支出がある場合もある為、土地にお金をかけすぎてしまうと建物が予算不足になってしまうことも・・・。少しでも不安がある方は専門家に相談してみてください。
たとえば正方形の時にと比べると細長かったり、旗竿地のような細い路地を通った先にある奥まった土地は一般的には敬遠されがちですが、このような土地が価格が安いので建物にお金をかけれる・また道路から奥まった敷地のため、車や通行人が家のすぐ前を通ることがなく、静かに暮らせるのも特徴です。このようなメリットも考えて土地選びをしましょう。
せっかく物件を下見しても、ただ眺めているだけでは物件のよい面も悪い面も記憶に残りません。後から複数の物件を比較・検討できるように、下見をする時は最低限、次のポイントをチェックしてください。
住環境をチェック
納得のいく土地が見つかったら、手付金を支払って土地の売買契約を結びます。契約の前に、不安な点や疑問点などがあれば、担当営業に遠慮なく尋ねるようにしてください。
手付金の相場は物件価格の「5%~10%」が目安です。
例えば1,000万円の取引の際に支払われる手付金は50万円~100万円ということになります。
設計や施工を行う業者(工務店、ハウスメーカー、設計事務所)と建築プランと概算見積りの依頼をします。
建築プランは将来までを見据えて考えましょう。それには将来の変化を予想することが大切です。
10年後、20年後、30年後と将来のライフスタイルを想像し、その時に何が必要かを具体的に考え、将来の変化にも柔軟に対応できる間取りを検討してください。
プラン作りは最初から本気で取り組む
図面ができあがって、確認申請を出すタイミングまで行った段階で「やっぱり〇〇にしたい」「ここの■■を外したい」となってしまうとその是正に時間や、場合によってはお金もかかってしまいます。
また、建物ができあがって引渡し直前になってからでは変更などできません。
失敗しない為のポイント
まず、建築会社から提出されたプランに家具を配置してみましょう。
そして、家具を配置した間取り図で1日の行動を辿ってみてください。
ベッドから朝起きて・朝食の支度をして、歯磨きをしてなど・・動線をたどってみてください。
違和感がある場合は間取りが合っていない場合があるので担当者に相談してみると良いでしょう
間取りで失敗しない秘訣はより多くの間取りを知ること、より多くの家を見学して自分に合った間取りを見つけることです。
住宅展示場やモデルハウスを見学して自分に合った間取りを探してみましょう。
最も希望に近い業者との間で打ち合わせを行い、最終的なプランと見積りを作成してもらいます。
プランと見積りがOKなら、土地に建物を建てる「建築工事請負契約」を結びます。
契約時にはハウスメーカー、工務店によっては手付金が必要になります。
注文住宅か建売住宅か
戸建て住宅には大きく分けて注文住宅と建売住宅があります。
注文住宅は自分たちのプランを反映させた家づくりができますが、建売住宅は土地と建物がセットで売られています。
手付金の相場は物件価格の「5%~10%」が目安です。
例えば1,000万円の取引の際に支払われる手付金は50万円~100万円ということになります。
いよいよ工事開始となります。着工の前には、工事の無事進行を願って地鎮祭が行われるのが一般的ですが、分譲地の場合には造成工事の際にも地鎮祭は行っておりますので、地鎮祭を行わないケースがほとんどです。
地鎮祭を行う場合はは神主さんへの謝礼がかかります。また、着工にあたり工事着工金の支払いが必要になることもあります。
住宅工事の流れ「着工~基礎工事」
設計図面ができあがると施工業者は関係機関へ建築確認申請を行い、建築確認済証が交付されます。
そして、1階部分の大きさを示す縄を張る作業の「地縄張り」を行い、施主立会いのもとで配置確認等が行われます。
お家の建築工事期間中に設ける、一時的な施設や設備の施工を行う工事のことです。現場の仮囲いや足場、仮設水道・電気・トイレなどを設置することです。
住宅建設地の地盤が弱かった場合、建物を安全に支えるための地盤補強工事を行います。住宅の基礎となる地盤を、適切な状態にする工事が「地盤改良工事」です。
どんなに耐震性能の高い家を建てたとしても、それを支える地盤が弱ければ、その上に建つ家が揺れたり歪んだり、液状化してしまうと沈み込んでしまいます。
そのため家を建てる前に地盤の調査を行い、必要に応じて改良を行うことが必要です。
一般的には布基礎とべた基礎があります。ベタ基礎とは、立ち上がっている部分と床一面を、鉄筋を入れたコンクリートで一体化して、大きな面で家の重みを支えます。
耐震性や湿気、白蟻対策等を考えるとべた基礎の方が良いです。デメリットとしてはコンクリートの使用量が増えるのでコストがかかることです。
着工金の相場はだいたい工事費用の約30%です。
着工金が必要ない場合もありますので依頼されてるハウスメーカー、工務店に確認してください。
地鎮祭の神主さんへの謝礼金は2~5万円がだいたいのの相場です。
他にはお酒などの準備が必要です。
工事が進み、基本構造ができたら上棟式が行われます。上棟式は工事関係者への感謝とねぎらいの気持ちをあらわす式ですが、最近では行わない事や、略式で行われることが多いです。
また、このタイミングで現地で電気配線の確認などを行う場合もあります。工務店・ハウスメーカーによっては中間金の支払いもある場合がありますので担当者へ確認すると良いでしょう。
住宅工事の流れ「上棟~竣工」
基礎が完成し、土台を据え付けると、「建て方」や「棟上げ」「上棟」と呼ばれる組立の作業が開始されます。
地震などに強い住まいを作るには、柱や梁などの木部の接合部分にさまざまな接合金物を取り付け、木材同士が引き抜けたりしないように補強する必要があります。
各住宅メーカーや工務店にによって工法やこだわり・素材などが違ってきますので、各社の違いなどを比べてみることが大切です。
また、現場管理などは現場へと足を運んし、管理が行き届いているか確認してみてください。
中間金の相場はだいたい工事費用の約30%です。
もちろん中間金が必要ない場合もありますので依頼されてるハウスメーカー、工務店に確認してください。
上棟式に大工さん等が参加される場合のご祝儀の相場はだいたい5千~1万円程度です。
最近では職人さんが参加されないケースも多いので担当者へ確認すると良いでしょう。
他には塩・米・お酒いりこなどの神饌物が必要です。こちらも担当者へ確認してください。
工事が竣工したら、ハウスメーカー・工務店の担当者や工事責任者とともに建物を見て、不具合などをチェックします。
もしも不具合があれば補修工事を依頼し、問題がないようなら売買代金の残りを支払って引渡しに進みます。
引渡しではハウスメーカー・工務店から鍵や設備の保証書・取扱説明書などを受け取り、司法書士による所有権の登記も行われます。
マイホームを守る保証をチェック
瑕疵担保せ金保険でマイホーム完成後の10年は保証されていますが、ハウスメーカーなどが独自で設定している保証があります。
定期点検などの期間、回数なども確認するよ良いでしょう。
住宅ローンが実行されます。
また引っ越しの費用や、家具を新調する場合にはその費用もかかります。