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TAKASUGI タカスギ株式会社

専門的なこと

2024.03.20

免震・耐震、どう違う?どっちがいいの?地震に強い家の秘密とは?

日本は世界でも有数の地震大国です。そのため、地震に強い家を建てることは、家族を守る上で非常に重要な課題となっています。しかし、「免震」と「耐震」の違いはご存知でしょうか? 

 

今回は、「免震」と「耐震」のメリット・デメリットを理解し、免震技術がどのように建物とその住人を守るのか? 耐震技術がなぜ広く採用されているのか? そして、これらの技術を選択する際のポイントについて解説していきます。

 

覚えておこう!「免震」と「耐震」の基礎知識

 

免震とは?:地震のエネルギーを逃がす技術

 

免震とは、地震の揺れを建物に直接伝えず、エネルギーを逃がす仕組みのことです。免震の技術により、地震時の建物の損傷を大幅に減少させることが可能になります。免震装置を建物の基礎部分に設置することで、地震の揺れを効果的に吸収・分散させることができるのです。

 

免震技術は、高層ビルや病院、学校、マンションなど、多くの人が利用する施設(地震で大きな被害が予測される施設)において重要な役割を担っています。

 

現在、住宅には「免震」を導入する義務はないために、あまり注目度は高くないと感じています。しかし、当社では免震技術である「スーパージオ®︎工法(SG工法)」を標準搭載した住宅の提供を目指し、軟弱地盤の地域でも安全で快適な住まいを提供しています。

 

耐震とは?:地震の力に抵抗する仕組み

 

耐震は、文字通り、地震の揺れに耐える建築の仕組みです。耐震の技術により、建物は地震の揺れに耐え、建物の倒壊や損傷を最小限に抑えることができます。具体的には、建物の基礎や構造体に特殊な材料や設計を用いることで、建物の強度を高めます。

 

「免震」と「耐震」の違いとは?

 

免震と耐震の違いを理解することは、地震の多い日本において非常に重要なことです。耐震は、建物自体の強度を上げて地震の力に耐える技術です。

 

一方、免震は建物と地盤の間に免震装置を設置し、地震の揺れを直接建物に伝えないようにする技術です。

 

耐震構造では、地震による地面の動きが建物に伝わり、その結果、建物の中の揺れが地面の揺れよりも2倍~4倍強くなることが一般的です。

 

しかし、免震構造を採用すると、この状況が変わります。免震構造では、建物内の揺れは地面の揺れの0.5~1.5倍程度に抑えられるとされています。これは、免震技術が建物と地面の間に介在して揺れを吸収するためで、結果として建物内の人々や物品への影響を大きく減少させることができます。

 

先程も言いましたが、高層ビルや病院、学校、マンションなど、多くの人が利用する施設や災害時に機能を維持する必要がある重要施設において、免震技術の導入は不可欠とされています。

 

家の安全性を高めるなら免震と耐震、どっちがいい?

 

地震大国日本において、家の安全性は大きな関心事です。免震と耐震、これらはどちらも建物を地震から守る技術ですが、そのアプローチは異なります。

 

耐震は建物自体の強度を高め、地震の力に耐えることを目的としています。一方、免震は建物と地盤の間に装置を設置し、地震の揺れを吸収または遮断することで、建物への影響を軽減します。

 

どちらを選ぶかは、建物の用途、位置、そして予算によって異なりますが、最新の技術を駆使した免震システムは、特に高層ビルや重要施設においてその価値を発揮します。自宅を建てる際には、専門家と相談し、自身のニーズに合った選択をすることが重要です。

 

耐震を採用した建物は、地震の揺れを直接受け止めて耐える構造をしており、これは揺れが建物に伝わり易いという特性とも言えます。このため地震が頻発する日本では、繰り返す地震によって、ダメージが建物に蓄積される可能性があります。

 

また、建物が非常に丈夫に作られていても、大規模な地震の強烈な揺れには、一定の影響を受けることが避けられません。特に、地震があまりにも強い場合、どんなに堅牢な建物も影響を受ける可能性があります。

 

家族と財産を守るためには

 

家族と財産を守るためには、免震技術の導入が効果的です。免震とは、地震の揺れを建物に直接伝えず、揺れを吸収・分散させる技術のことです。この技術により、建物自体の被害を最小限に抑えることが可能になります。特に、日本のような地震が多い国では、免震装置を設置することで、家族の安全を守るとともに、貴重な財産の損失を防ぐことができます。

 

さらに、免震建築は長期的な観点から見ても、メンテナンスコストの削減や建物価値の向上にも繋がります。地震に強い住まいを選ぶことは、家族を守る上で最も重要な決断の一つです。

 

タカスギのスーパージオ工法は免震対策で免震保証は最大1億円

 

熊本県内でスーパージオ®工法の取り扱いを行っているのはタカスギのみです。この工法には、信頼性の高い大手保険会社からの3種類の保証が付帯しています。これには、最大3億円の地盤保証、最大1億円の免震保証、そして最大1億円の液状化保証が含まれます。

 

タカスギでは、家族と財産を守るために免震技術を用いて建物を保護し、さらに万が一の地震被害が発生した際には、最大1億円の免震保証でサポートを提供します。この保証は、地震による家の損傷が生じた場合に適用され、建物の修理や再建、さらには仮住まいの費用もカバーするため、安心して生活を送ることができます。

 

免震のメリットとデメリット

 

免震技術のメリットとデメリットについてご紹介します。

 

免震のメリット:建物への影響を最小限に

 

免震技術により、地震時に地盤から建物への揺れが直接伝わるのを防ぎ、ダメージを顕著に減少させます。免震装置を基礎に設置することで、建物の安全性を高めるだけではなく、家具の転倒やガラスの破損といった二次災害を防ぐ効果もあるのです。免震技術はまた、建物の耐久性を向上させ、メンテナンス費用の節約にも寄与するため、経済的利益にもつながります。

 

免震のデメリット:コストと維持管理

 

免震技術により建物への影響が大幅に軽減されるものの、初期投資の高さがデメリットとして挙げられます。

 

初期費用は高めですが、スーパージオ®︎工法(SG工法)を採用した住宅は、建物は地震のダメージを受けにくくなり、結果として人命の安全を確保し、修繕費用も削減できます。

長期的に見れば、初期投資をカバーするだけのメリットがあると思っております。スーパージオ®︎工法で建てられた家は、家族の安全と経済的安心を両立させる選択肢と言えるでしょう。

 

耐震のメリットとデメリット

 

耐震技術のメリットとデメリットについてご紹介します。

 

耐震のメリット:広く利用されている実績

 

耐震技術は、その実用性と効果により広く利用されています。この技術の最大のメリットは、地震の力に直接抵抗することで、建物の構造体を保護し、破損を最小限に抑えることができる点にあります。

 

耐震技術のもう一つの大きなメリットは、その実績と信頼性です。長年の研究と実践を通じて、耐震設計の原則や方法論が確立されており、これらは建築基準やガイドラインとして定められています。このように、耐震技術は確かな基盤の上に成り立っており、地震国日本において、建物を安全に保つための重要な手段となっています。

 

耐震のデメリット:想定以上の巨大地震への限界

 

耐震技術には多くのメリットがありますが、その効果には限界が存在します。最も重要なのは、耐震設計が想定する地震の強度には上限があるという点です。建物は特定の地震の強度まで耐えるように設計されていますが、それを超える規模の地震が発生した場合、損傷を受けるリスクが高まります。

事実、熊本地震や能登半島地震でも建築基準法をみたした新耐震の家が倒壊しています。

 

また、耐震設計や補強にはコストがかかり、特に既存の建物を補強する場合、大幅な費用が必要になることがあります。このコストは、建物の所有者にとって大きな負担となる場合があります。

 

耐震の住宅には、安心できる保証が少ないこともデメリットです。住宅が損害を受けた場合、多くは30%~50%の建物の保証が一般的です。そのために、万一の大地震などで住宅が大きな損害を受けた場合、保証される範囲が限られているため、住宅所有者は残りの修復費用を自己負担となります。

 

加えて、修復作業には時間がかかり、その間の仮住まいの金銭的負担を強いられることにもなります。このような状況は近年の大規模地震では良く起きており、耐震の住宅を選択する際に慎重に検討すべきリスクの一つと言えるでしょう。

 

したがって、耐震だけでなく免震技術の導入を検討することで、これらのリスクを軽減し、より包括的な安全性と安心感を得ることが可能です。

 

免震・耐震、どっちがいい?当社の見解

 

免震と耐震、どちらがより優れているかは一概に言えませんが、当社タカスギでは、建物本体の耐震性向上と同時に地盤の安定性(免震)にも注目すべきだと考えています。一般的に多くの住宅が耐震設計を採用していますが、地盤が弱い場合、地震の揺れが想定以上の場合、耐震の住宅は根本的なリスクに晒されます。

 

耐震設計を施した住宅でも、軟弱な地盤上にある場合、安全性を完全には保障できません。地震時には、軟弱な地盤が揺れを増幅し、住宅に予想以上のダメージを与える可能性があります。

 

耐震性能が高い建物の普及は素晴らしい進歩ですが、地盤の安定性もまた、建物の安全性において欠かせない要素です。そのため、地盤改良や適切な基礎工法を選択することが不可欠であり、特に軟弱地盤上での建築においてはこれらの対策の重要性が増します。

 

タカスギでは、建物自体だけでなく、その土台となる地盤にも焦点を当て、総合的な安全対策を推進しています。私たちの目指すのは、地震に対してより強固で安全な住環境の提供です。

 

まとめ:地震に強い家を建てるために!

 

地震大国日本において、家を建てる際には免震と耐震の両方に注目し、それらを効果的に組み合わせることが極めて重要です。免震技術は、地震の揺れを建物に直接伝えないことで、損傷を著しく軽減し、耐震技術は建物自体の強度を高め、地震の力に直接耐える能力を提供します。これらの技術を統合することで、地震時における最大限の保護を住宅にもたらし、住人の安全と財産の保護を実現することができます。したがって、地震に強い住まいを実現するためには、これらの技術を適切に活用し、総合的な安全対策を講じることが不可欠です。

 

 

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