こんにちは。

タカスギ住まいづくり情報局です。

皆様のお役に立てるような、家づくりに関する豆知識をご紹介しております。

今回のテーマは「マンションと一戸建て」です。

よく悩まれるこの2つ、それぞれ利点を把握しておきましょう。

 

①お金に関する事

皆さまが最も気になる部分であろう価格に関してですが、共に条件によって大きく変動します。

ただ単に価格だけであれば、全国平均で見るとマンションの方が高い傾向にあります。ただし一戸建てもサイズを大きくしたり、土地を良い場所にしたりすることで価格は大幅に上がります。

維持費に関しては管理費や駐車場代が定期的にかかるのがマンションで、建物が劣化した際にまとまったお金が必要になるのが一戸建てです。

また資産価値としては、初期はマンションの方が高い傾向にあります。ただ長期で住む際には両方とも建物の価値が落ちていくため、最終的に土地が残る一戸建ての方が有利です。

 

②土地に関する事

立地に関しては、マンションの方が良い場所にできやすい傾向にあります。一戸建ても立地の良い場所に建てることが可能ですが、土地代が大幅に上がってしまいます。逆に、土地のサイズや立地によって価格を調整しやすいのが一戸建ての利点とも言えます。勿論、最終的に土地が残せるのは一戸建てのみです。

 

③間取りに関する事

間取りに関しては、マンションの場合は建物によりますが一定の制限が付きます。一戸建ての場合は土地の大きさにもよりますが、平屋や2階建てなどで大きさを調整することが可能です。ただし建物のサイズを変えると価格が大きく変わる点だけは注意が必要です。

 

④設備に関する事

マンションは強固なセキュリティが売りです。また宅配ボックスや24時間ごみ捨て可能など、マンションによってついている設備が異なりますので、購入の前に確認しておくことをお勧めします。ただし、設備が充実しているマンションは管理費も高い傾向にあるため注意が必要です。

一戸建ての場合は、欲しい設備を自分でつける必要があります。最初から標準でついているものもあるため、事前に確認を行いましょう。

また庭や駐車場は、マンションの場合は庭が一階のみ、駐車場は1台のみの場合があります。一戸建ての場合は土地の広さや建物の大きさでスペースを確保できるのかが変わります。

 

⑤環境に関する事

マンションは特に、周囲の部屋との生活音のトラブルが起きやすい点に注意が必要です。またペットを飼う際には、制限の確認を行いましょう。利点としては上階に行くほど、窓からの眺めがよく日当たりが良い点が挙げられます。ただしマンションの上階では風が強く、はめ込み窓で窓が開けられない場合があります。

一戸建てはマンションと比べ音のトラブルは少ない傾向にありますが、立地によっては道路や線路などの音に注意が必要です。また開口部が大きいため、通風や採光がとりやすいというメリットもあります。逆にデメリットとしては、日当たりや樹木など土地の状況に生活環境が大きく左右される点です。

 

⑥管理に関する事

マンションの管理は管理会社が行います。そのためエントランスの掃除や廊下の清掃、建物の経年劣化に対する対策を行う必要はありませんが、その代わりに修繕積立金や管理費といった費用が定期的にかかります。

一戸建てに関しては、基本的に家のケアを自分で行う必要があります。もし壁や屋根の塗り替えやリフォームを行う場合は、その都度まとまった金額がかかります。

 

⑦災害に対して

マンションは鉄骨を使用した構造のため、災害に対して非常に強いです。ただし上階になればなるほど、強風や地震で大きく揺れる点は注意が必要です。また、停電時にエレベーターが使えない事が考えられます。

一戸建ては木造建築の場合は災害対策が必須です。メーカーによって災害対策方法が異なりますので、必ず確認を行いましょう。

 

・まとめ

マンションの特徴

・制限が多い反面、最初から設備が充実しているため良くも悪くも自分で何か行うという点が少ない。

・戸建てに比べ早期売買といった点で有利。

 

一戸建ての特徴

・家に関する事は全て自分で行う必要があるものの、その分、自分の好みで自由に決められる点が多い。

・マンションと比べ長期的に住む場合に有利。